5ZIGEN ProRacer A-Spec

CL7の最初の交換パーツはマフラーです。
納車の日にディーラーで交換してもらいました。

契約したときからマフラー交換することは決めていましたが、どの製品にするかについては非常に悩みました。
周囲の環境からあまりにもうるさいものは不可なので、なるべくおとなしいものを探しました。
私にとってベストなのは無限マフラーなのですが、ご存じの通り非常に高価な上、CL1用よりもさらに価格が上がっています。
CL7ではProRacerを装着されている方が多いようですが、バンパーにマフラーのカットがあるために1本出しですと左側が空いてしまいます。
そこで2本出しのものを探してみると、ProRacerにひっそりと（ヒラノタイヤの商品一覧にも載っていませんでした）2本出しがあるではありませんか。
価格から考えても、これしかない！と早速注文しました。

このマフラーは中間パイプがSUS409、サイレンサーがSUS304、フィニッシャーがインコネル600という材質で構成されています。
インコネルというとあまり聞き慣れませんが、レーシングカーの排気管にはよく用いられている、非常に耐熱性に優れた材質です。
ステンレスでは割れてしまうような場合もインコネルだと耐えられるというほどなのですが、反面加工性は非常に悪くなっています。
・・・正直に言えば、SUS304でいいからもっと値段を下げて欲しかったのですが（汗）。
それよりも中間パイプのSUS409は、加工性はよいとされていますが錆びるステンレスです。
そこで商品到着後、装着前に耐熱シルバーで塗装しておきました。

気になるマフラーの出来ですが、パイプとフランジの溶接部分の処理はまずまずでした。
しかし無限とくらべると、溶接のクオリティは格段に落ちます。
やはり値段だけのよさはありますね・・・。
しかも無限の場合、他メーカーと異なりCL7とCL9で作り分けているのはさすがです。
重量は純正マフラーの22.8kgに対し、約18kg（体重計による測定なのでアバウトです）になります。

サービスマンと一緒にさっさと交換です。
ついでに強化ブッシュに交換しておきました（純正ブッシュだと、ドアを閉めるだけでグラグラと揺れていました）。

中間サイレンサー。
位置が高いので、ヒット（はらうち）する可能性は低そうです。

中間パイプ～中間サイレンサー、二股パイプ、左右サイレンサーと4分割構成になっています。
パイプ部分は耐熱シルバーに塗装していますが、違和感はありませんでした。

外した純正マフラー。
驚くべきことに、2分割構成でした。
上に見える左サイレンサーが1つのパーツで、あとの触媒後～右サイレンサーまでは1本物でした。

リアビュー。
おとなしい出口ですが、私にはこのくらいがちょうどよさそうです。
サイレンサーは小径で真っ直ぐ出ているために最低地上高が高く、普通の車輪止めであれば大丈夫でした。

フィニッシャーには青色の焼きが入っています。
あまりこだわりはないのですが（汗）。

装着後エンジンを始動してみると、かなり静かでした。
始動直後はやや大きいですが、アイドリングでは純正とほとんど変わらないくらいです。
回転を上げるにつれ音量は大きくなりますが、心地よい音質です。
レッドゾーンまで回してみると、車検対応マフラーらしく？かなり静かでした。
爆音が好きな方にはちょっと物足らないないでしょう。
個人的には街乗りはこのくらいでいいのですが、サーキットではもっとうるさい方がよかったです。
無い物ねだりになってしまいますが（汗）。

今後経年変化でうるさくなることが予想されますが、現状でこれだけ静かなら許容範囲に収まりそうです。
マフラー交換をしたいがあまり音が大きいのは困るという方で、2本出しマフラーをお探しなら検討の価値ありだと思います。